皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。今回は音楽関係ないですけど就職活動と面接についての話です。
それでは行ってみまShow!
事故後は再び学生に
現在タカミックスは某不動産会社で事務員として働いています。しかし現在の会社に入社する前、タカミックスは結構バカでかい事故(自損事故だったので第三者への被害はなし)を起こしてまして… 1年くらい入院していて、その後も長いこと働けなかった時期があったんですよ。
今では普通にスポーツクラブとか通って健康体なんですが、それでも事故後には就職斡旋する施設(言い換えればハローワークみたいな物)で講義を受けてた時がありました。この講義を受けていたとこも一往は国立の施設兼学校なんで(ハローワークも国立だが…)規模はデカいんですよ。

施設と言えども就職を斡旋する学校なので平日のAM09:00~PM16:00まで講義があります。
ま、そこで自分の習得したい系統の課を受講し、当然就職の模擬面接とかもあったんですね。
タカミックスの場合は事故が事故だったので、講義を受けるための助成金が国から出ていました。なので学費を払っても足は出ない処か、純粋に小遣いとして手元に3〜4万円くらいは残っていました。
学校ではタカミックスが習得したい技術を学べる課へ進み、またタカミックスも就職に向けての模擬面接を受けました。
模擬面接にて
その模擬面接を受けた後にですね、面接を担当してくれた女性面接官兼タカミックスの就職担当マネージャーが「う〜ん」と唸る訳ですよ。そして暫くしてから「タカミさんね、全く問題ないんですよ。問題がなさすぎて心に響かないんですよね」と言ってきました。
タカミックスは何だそりゃ? と思いつつ、矢張りなぁ… と心当たる節も有ったのでした。
女性面接官はタカミックスが答え辛いだろう、と思われる意地悪な質問もしたそうなんですが、そんな質問にもタカミックスが淀みなく答えるんで、面接官側が聞き流してしまうと言われました。
これが普通の生徒(と言うのも可笑しな表現だが)だったら答えに詰まったりするそうで、面接官はその際のやり取りの中で就職に対する真意を計るらしいのです。しかしタカミックスに関しては問題がなさすぎるもんだから面接官も相槌を打つだけになってしまったそうです。
なので女性面接官から「タカミさん、どうしましょうね?」って、逆に質問されちゃいましたよ。




面接慣れしてる?
まぁ、この時の「心当たる節」ってのが模擬面接の数日前の話しなんですが、他の受講生からタカミさんは弁が経つから面接とか有利でしょうね、と言われたことなんです。
タカミックスは弁が経つのは面接で不利だよ、と答えました。他の受講生が何でですか?と聞いてきたので「逆に自分が面接する立場になって考えてみなよ。目の前の就職希望者がどんな質問にも淀みなく答えるって、面接に慣れてるってことだろ? 言い換えればお調子者と捉えられるんだよ。そう言う人間を雇いたいと思うか?」と。
タカミックス自身も答えときながら情けなくも感じたんですが、実際事故後に何ヶ所か就職面接を受けたことがあったんですけど、どこの会社でも判を押した様に「面接慣れてますね」と言われたんですね。こっちは弁が経つのを自覚しているから質問の答え以外は喋らない様にしてたんだけどね。
しかし、こればかしはどうにもならない。
なお模擬面接の時に女性面接官から言われたのは「アドバイスのしようがない。淀みなく答え過ぎだから漫才のボケが予想外の突っ込みをされて少し焦った風に見せるとか…」
って、逆にそっちの方が可笑しいだろ? 何で就職面接でタカミックスが焦った演技せにゃならんのだ?
ホントに国が雇っている面接官とは思えないアドバイスを貰っていたのでした。
そんな全く問題がなさ過ぎて却って印象に残らないと言う、自分の努力ではどうにもならない問題を抱えつつ、縁あって今の不動産会社で働く様になりました。
やりたくない仕事も考えた
実際に今の不動産会社に決まる前は、二度と働きたくないと思っていた介護系(介護福祉士だった)の仕事も考えないとダメなのだろうな、とも思いました。




調理師の仕事は事故後に嗅覚が鈍くなったので無理ですしね。




仕事の質をブルーカラーとかホワイトカラーと表現するのは好きじゃないんですが、介護も調理もブルーカラー系です。なのでホワイトカラーに憧れがあったんですよ。
タカミックスは節操なくジョブチェンジしてる方なんですけど、最初はサラリーマンから始まっております。サラリーマン時代は住宅設備機器の営業マンでした。営業マンならホワイトカラーだろ? と思うかもしれませんが、売り物が住宅設備機器なので営業に行く相手は土建屋がメインです。なので仕事は土建屋巡りですので滅多にネクタイなんぞせずポロシャツ系でした。
その後に物作りが好きだったと言うのもあり調理師になり、そして事故に遭い、事故後に介護士となっております。
受けてた講義はDTP
そんなホワイトカラーに憧れていたタカミックスが受けていた講義はDTPだったんですね。
DTMじゃないよ、DTPです。デスクトップ・パブリッシングってヤツで、平たく言うとパソコンを使ったデザイン関係です。なので今でもIllustratorとPhotoshopは持ってます。




DTPの講義を受けることになったキッカケは、正確に言うとタカミックスが自らが選んだ訳ではないんですよね。病院に通院していた頃に職業適性検査を受けたんですけど、検査担当の人が「タカミさん、職業適性検査の結果を見ると芸術系の検査結果が飛び抜けて良いんですよ。それも良いと言うより、検査結果の点数自体が高い。なのでデザイン、もしくは音楽系の仕事が向いてるのではないですか?」と言われました。
まぁ、嬉しかったですね。だってタカミックスは音楽やってるなんて一言も言ってないんですから。
検査担当の人にクラシックギターを幼い時からしており、また絵も得意な方です。なので一般人よりは音楽やデザインへの造詣は深い心算ですと伝えました。その検査結果があったのでDTP講義のある学校に通えることになったんですね。
もっともDTPでのデザイン系は就職するのが難しいのが分かっていたんです。それでも就職できるだろ? と言う根拠のない自信があったんです。
タカミックスは絵が得意だし(ただDTPに絵の上手さは関係ない、何方かと言えばデザイン力の方が重要)、漫画絵じゃない人物画も滅法強く(実際講義中に担当講師から人物画を褒められている)、デザインは元々興味があったのです。
けれど音楽をやりながらデザインの勉強する時間がなかったので、デザイン関係は手を出していなかったんですね。しかし学校の講義ならば社会人なら働いている時間にデザインの勉強ができる訳ですよ、それも国のお金で!(語弊のある言い方だな…)
実際に受講してた生徒には漫画家のアシスタントもいました。そのアシスタントの子(女性)が描いた人物画や風景画を見せて貰ったこともあるのですが、「あ… やっぱり漫画絵だな。これなら俺の方が100倍上手だわ」と思いました(謎の上から目線)。
まぁ、DTPに必要なのは画力よりデザイン力です。デザイン力と作曲能力が結びつくかは分かりませんが、ある程度デザイン力にも自信を持っていました。
仕事内容よりも都心で働きたい!
ただDTP関係での就職面接にあたり、タカミックスが就職担当マネージャーにお願いしたのは「働くならDTP関係じゃなくても良いから、絶対都心にしてくれ!」ということでした。
どうせ働き始めたら薄給であろうから、昔みたく高田馬場や西新宿には住めない可能性が高い。ならばアフター5を考えると出来るだけ音楽活動がしやすい都心で働きたい! との思いがあったからです。
実際に現在働いている不動産以外ならばデザインの求人も全くなかった訳ではないんですね。デザイン系でそこそこデカイ会社の見学会に個人で行った時に募集担当者から就職の時は是非我が社に、と社交辞令か否かは置いといて声をかけられていました。が、その年に限ってそのデカイ会社が求人募集を出していなかったんですよ。会社なんで求人は定期的に出すもんなんですが、タカミックスがいた年に限って求人は出ていなかったんですよ。
また就職担当マネージャーから仕事を紹介された時に川越での仕事なんだけと… と言われた時はソッコー断りました。別に仕事内容の話ではなく、場所の問題なんですよ。
そんなこんなで擦った揉んだしてる内に「事務職なら不動産会社で新宿駅南口徒歩3分の所で募集があるよ」と言われ、現在の会社に就職することになったのです。
現在働いている会社では新しく部署を作ることとなったので、多くの人材を募集していたのも就職に有利に働きました。
まぁ、給与だけ取ったら同時期に受けてた介護系事務の方が良かったんですよ、新宿まで電車で20分程度の施設です。その施設では半内定を貰ってましたしね。




ただ介護系だと介護業界の内情も知ってるだけに、いくら事務仕事でも介護福祉士の資格を持っている以上は絶対現場に駆り出されだろうな、と思っていたんです。当たり前ですが介護職の面接時に所得資格欄に介護福祉士と書いてあれば面接官は「人が足りなければ現場でれるの?」と聞いてきますからね。実際に聞かれましたし。
これ、流石に嫌ですとは言えなかった! また大きな介護施設(この場合は本当に巨大な介護施設)は別なのですが、現場によっては介護事務って介護現場に駆り出されることが間々あるんですよ。
決め手
ただ現在働いている不動産業に決めた1番の理由は、新宿の魔の手に逆らえなかった!(笑) 矢張り昔都心に住んでいた人間として華やかな都会に憧れるんですよね。しかも新宿駅南口近辺の会社ですからね、ここで働かずに何処で働くのか? と言った感じです。




とは言えタカミックス自身もDTPとは掛け離れた不動産業に就くとは思っていませんでした。
学校通ってた頃に昔のバンド仲間が出版系の仕事していたんで、メシ食いに行った時に「タカミックスがDTPで就職したら俺が仕事依頼するからアゴでこき使ってやるからな!」と、少しも嬉しくない励ましをされたりしてました。
ただDTPの学校に通っていたのは無駄でもなんでもなくて、自分が制作する音楽に関係するビジュアルイメージってのを仮に第三者であるデザイナー等に伝える場合、より具体的な形で伝えられると思っているんですね。それを考えるとデザインの勉強できたのは良かったと思っています。
まとめ
不動産事務の仕事は楽しいです。人生の中で音楽以外の仕事が楽しく感じる日が来るとは思っていなかった。介護員時代は毎日「仕事行きたくない」でしたからね。なので薄給なことを除けば不動産事務の仕事には大変満足しています。
まぁ、確かに不動産事務をしていて密かに憧れてた女性事務員が寿退社をして、信じられない位に落ち込んだとかありますけど(泣)、仕事が楽しい日々を送っています。
仕事が楽しいのと音楽で生計立てるのは別ですがね…
おしまい