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さつきあい販売中止 ~ 集英社の闇、浅倉唯の水着写真集には触れないまま

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 皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。

 6月7日、満を持してブログに投稿した集英社デビューの著作権侵害AIグラドル“さつきあい”でしたが、なんと同日に“さつきあい”の写真集は発売中止となってしまいました。

 結局は控訴及び告発のないままに集英社は“さつきあい”の写真集を発売中止にすることで著作権侵害問題を引っ込めてしまいましたね。

 タカミックスも“さつきあい”の著作権侵害について、ブログにアップするのが遅かったなと思っております。

 今回は前回の続きっぽい話となりますが逝ってみまShow!

写真集販売中止について集英社の言い分

 今回の著作権侵害AIグラドル“さつきあい”の写真集販売中止について、集英社の言い分は『検討不十分』であったとのこと。

 この時に間違いなく画像データ元であった浅倉唯(今記事でも浅倉唯で統一します)の話には一切触れないままでした。

販売終了のお知らせ

 そしてYahoo!ニュース等の記事を見ても、浅倉唯の出していた写真集は全て集英社から、そして同じく集英社から発売予定だった浅倉唯の水着写真集が撮影後にお蔵入りさせられたことまでには触れられていませんでした… と言うかこの話は知ってる人の方が少ないのかな?

 この件に関して、あまり言いたくはないのですが集英社は流石だな、と思いました。

 集英社は著作権侵害の件で火が燃え広がり、痛い所を突かれる前に問題を収束させてきたな、と言った感じです。

問題点を指摘した識者も浅倉唯の写真集問題までは知らず

 “さつきあい”の写真集販売中止についてコメントを出して識者の中には浅倉唯と似ているが検証不十分なので、と言ってる人もいました。この識者も浅倉唯の水着写真集発売中止問題と、それに伴う前芸能事務所との揉め事までは知らない様でした。

 この辺の話を識者が知っていたら“さつきあい”と浅倉唯が偶然似ていただけ、とは口が裂けても言えないと思います。

仮に訴えられていた場合

 仮に“さつきあい”の写真集が発売中止にならずに、浅倉唯が個人として著作権侵害で集英社を訴えたとしましょう(おそらく現在の所属事務所では力関係で無理だと思われるので)

 タカミックスは、訴えられた場合は集英社側が浅倉唯にお金を払い、著作権侵害について口外しないことを条件に示談にするのかな? とか思ってたんですよね。

 示談にしてしまえば集英社側は浅倉唯水着写真集販売中止の件や、現在も映画化された某バスケ漫画でのトレース問題も掘り下げずられずに済みます。

 ただタカミックスが会社で唯一PC系の会話ができるAさんは「仮に訴えられた場合、画像生成AI問題だけに注目度が高く、集英社側が示談にした場合は浅倉唯を買収したと思われ余計に印象が悪くなってしまう。なので悪しき例になってしまう様な手を集英社は打たないだろう」と言っておりました。

 Aさんの言う印象が悪くなってしまう相手と言うのは海外のメディア、特にアメリカですね。画像生成AIの著作権問題はAIが生まれたアメリカですら法律上の整備がされていない状態です。そんな中でアメリカ合衆国著作権局がAI作品の著作権を認めたり認めなかったりと、てんやわんやしています。

アメリカ合衆国著作権局

何でアメリカ、話飛びすぎじゃない?

 これ、日本のAI著作権問題をアメリカが追ってる訳ないだろ? とか思う人がいるんですけど、実はアメリカ合衆国著作権局が各国にアンテナ張り巡らせており、やたらと生々しい日本のアイドルを学習データとした“さつきあい”で訴訟が起きれば判例の内容も含めて取り上げるであろう、って考え方ですね。

 まぁ、タカミックスはマスコミの人間でないのでイマイチピンと来ないのですが、“さつきあい”著作権問題については背景が真っ黒過ぎるので、世界中で問題となれば日本の著作権問題に一石を投じることになる話でした。

 なので集英社が“さつきあい”の写真集の販売中止をしたことには、つくづく先手を打たれたなと思いました。

浅倉唯の所属事務所が訴える?

 浅倉唯は現在の所属事務所である株式会社アクロスエンタテインメントへ移籍(芸名を『椛島光(かばしまひかる)』に改名)しております。

 もし浅倉唯の著作権問題を現在の所属事務所であるアクロスエンタテインメントが訴えるだろうか? と考えたら、おそらく無理でしょう。

 訴えると言うのはアクロスエンタテイメントが浅倉唯の著作権を守るためです。

 まずアクロスエンタテインメントの看板所属タレントって山寺宏一くらいしかおりません。山寺宏一って、2000年に流行語大賞を獲得した慎吾ママ(香取慎吾、当時はジャニーズ事務所)の「おっはー!」の元ネタの人です(いや、もっと別の紹介の仕方があっただろ!)

山寺宏一は「おーはー!」

 この「おっはー!」の話もジャニーズ事務所とアクロスエンタテイメントの力が関係していると考えるのは穿った見方過ぎですかね?

 なんにせよアクロスエンタテイメントは弱小企業ではないの物の、規模としては中小企業程度なんです。そんな中小企業が超巨大企業である集英社を訴えられるのか? と言ったら無理でしょう。

 アクロスエンタテイメントは自社の所属タレントを集英社の雑誌で取り扱って貰う立場なんですからね。

 仮にアクロスエンタテイメントが訴えたとして、結果がどうなろうと集英社に楯突いた企業のタレントを集英社が使いますか? って話ですよね。

百歩譲って“さつきあい”の問題点

 まぁ、百歩譲って浅倉唯とのイザコザを抜きに考えてみても“さつきあい”の写真集には問題がありました。

画像生成AIツールは何を使ったのか?

 まず集英社は画像生成AIツールが何であったかを発表していません。この画像生成AIツールはおそらく画像を元に画像を作るAIである『Stable Diffusion』ではないか? と言われています。

 これ画像生成AIツールを公表してないことの何が問題かってのは、画像生成AIツールを使っていた場合は(Stable Diffusionでない場合でも)学習元である画像データがあることになります。

 なので画像生成AIツールを発表してしまうと、明確な証拠ととして元画像データがあることになるからです。

浅倉唯の許可の有無

 ここは浅倉唯が水着写真集発売中止問題もなく、集英社と全く関係がなかった場合としてもの話です。

 浅倉唯はグラビア等で水着になることを嫌がっておりました。

にゃ〜ん

 そして性的コンテンツとして扱われたくない、との理由でグラビアを引退し、最終的には所属事務所も移籍しております。

 その浅倉唯が水着グラビアがメインである画像生成AIアイドル“さつきあい”の生成画像データとして自らの写真を提供するとは思えません。

 なので訴訟でも起こされた場合は写真の権利者=浅倉唯の認可についても問いただされるのです。

一番の問題! 集英社の立ち位置

 そして一番の問題は著作権を守る立場である出版業界トップの集英社が、画像生成AIグラドルと言う非常に著作権問題が怪しい写真集を嬉々として出したこと。

 集英社が著作権侵害AIグラドル“さつきあい”の写真集を出したことにより、一気に著作権があってない様な物になってしまいました。

 お陰で著作権侵害で取っ捕まった漫画村運営者の星野ロミ(集英社も著作権侵害と損害賠償で訴えてる)にすら「ジャンプ作家陣の画像を作って漫画村ネオを作ります!」と言われる始末でした。

国会審議までされました

 タカミックスは星野ロミを擁護する気はサラサラないのですが、“さつきあい”の写真集が出版されてる以上は星野ロミの言い分も正しくなってしまうのです。

集英社、実は何も考えてなかった説

 この様に“さつきあい”の写真集販売は裏表を含め様々な問題があったのですが、コレだけ問題がありながらも集英社が“さつきあい”写真集の販売に踏み切ったのが腑に落ちないんですよね。

 なのでタカミックスは実は何も考えてなかったからとか言う恐ろしい説まで考えてしまいました。

 これ、出版に携わった人間は「画像生成AI、凄い便利じゃん! コレ使ってAIグラドル作っちまおうぜ! 画像データは水着写真集キャンセルしやがった浅倉唯でも使っとけよ!」と著作権問題なぞ法の範囲内で作りましたと断っておけば大丈夫! と完全見切り発車で写真集を出版したのかもしれない。

 集英社の週プレ グラジャパ!がら“さつきあい”の写真集が刊行されています。なので週刊プレイボーイの編集部ですね。この週プレ編集長である島地勝彦氏があんまり考えずに画像生成AIグラドル写真集を認めちゃっとか?

 編集長の権限ってピンキリなんですが、少なくとも週刊プレイボーイの内容の最終決定権は編集長にある筈ですからね。

 もっとも週プレの編集長の島地勝彦なんて知らんわ! と言われればそれまでですが、昔NHKで特集されたこともある傑物の編集長で、再現ドラマを演じていたのは新○浩文です。

 ○井浩文? あ、レ○プで…(以下削除)

 別に島地勝彦氏が問題を起こした訳じゃないのに演じた俳優が犯罪者かよ…

Kindle Unlimitedで全巻読めるって不味くないか?

 それはさて置き、編集に携わっている島地勝彦氏がディープフェイク問題を知らない訳はないだろうし(と思いたい)、何も考えてなかったはないよな…

もっと踏み込んで欲しかった!

 何のかんので集英社は“さつきあい”の写真を販売中止にすることで、著作権侵害について踏み込むことなく様々な問題に幕引きをしてしまいました。

 タカミックスは画像生成AIだけでなく、AIが侵害していく様々な権利について審議して欲しかった(AIがダメって意味じゃないよ?)

 決して浅倉唯がって話じゃなくて、文献・画像・音楽等の表現に対して所在する様々な権利についてのが審議ですよね。

 しかも“さつきあい”と言う元画像データからして真っ黒な問題を抱えていた人間を業界トップの集英社が使った訳ですからね。

 なので野次馬根性ではなく、返す返す“さつきあい”の写真集販売中止は残念な結果だったと思うタカミックスでした。

おしまい

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