不動産業の事務員であるタカミックスです。
先日仕事中の話なんですがね、不動産業の契約者に対しての『暮らしのサポート』みたいなサービスがあるんですよ。
そのサポートサービスの中に『介護サービス』と言うのもあります。介護に関する施設の使用料金とか介護物品の購入とかを契約者に代わって当社がサポートする訳です。
介護サービス
そんなサポートサービスの処理をしている最中に、事務員の1人が介護サービス契約者の物品購入申込書を見ながら「購入物品のラジオって介護に関係ある? コレ認めたら極端な話、介護の名目で自転車や車まで購入してもOKになるよね?」と言い出しました。
その介護サービス契約者は介護用品の名目でラジオを購入したのです。
ラジオって介護用品?
一見介護と関係なさそうな商品ですが、実は介護用品にはシッカリとラジオもテレビも有るんです。
この辺は少しバリケードな話になるんですけどね。
介護は日常生活の延長にある訳なので、介護される側は当然ラジオも聞けばテレビだって見るのです。介護される側には寝たきりの人もいる訳ですからね。
千差万別な介護対象者のために色々な介護用品が必要になる訳です。
そんな介護用品全般を扱うカタログがあります。そして業務用の介護用品カタログになるとラジオもテレビも自転車も載っているのです。
もっとも、この手のカタログは一般的な介護員より現場を纏める人間が見るのが殆どなんですけどね。
もしくはケアマネージャー(介護支援専門員)とか。
タカミックスはラジオって違くない? と言っていた事務員に、介護福祉士として(介護福祉士に有効期限はないでタカミックスは今でも介護福祉士のままなのだ)「一往ラジオもテレビも介護用品カタログに載っていますよ。ただ生活必需品を認めていくとキリないですから、介護ケアに直接関わる物だけ認めるのが無難ですね」とだけ伝えました。
実はケアマネージャーを目指していた
さて、そんなタカミックスであるが実はケアマネージャーを目指していたんです!
ケアマネージャーとは介護の仕事を総合的にマネジメントする人のことです。
もう介護現場での肉体的な辛さ(腰痛)に耐えられなかったし、矢張り現場に出続けてるとジムワークに進みたくなるんですよ。
要件は満たしていたが…
ケアマネージャーは介護現場で5年間の実務経験が必要なのですが、この時タカミックスは介護実務経験の5年目が終わろうとしており、ケアマネジャーの受験資格を満たす段階でした。
ところが最初の1年だけ契約社員として働いていた住宅型老人ホームが無くなってたんですよ!
別に働いてた所が潰れていてもケアマネージャー受験申込はできるんですが、手続きが面倒なんです。
それにタカミックスが最初の1年だけ働いた介護施設、正直あんまり良い辞め方をしなかったんですね(ちゃんと契約期間は働いてるからね!)。なので辞めた所の施設長に話辛かったと言うのもありました。
当時のタカミックスは一生介護業界で過ごすと思っていたので「ま、ケアマネージャーは今の施設でもう1年働いてからで良いや」とケアマネージャー受験は1年延期したんです。
このケアマネージャーの受験を1年間延期したことが幸いし、縁合って関東圏に出てくることとなり、現在の不動産事務に就いたんです(はっ、図らずもジムワークではないか?)。
ケアマネージャーの合格率
さて、ケアマネージャー試験の合格率って10%〜20%と、介護福祉士試験の合格率役70%とは違い非常に低いです。
いくらタカミックスが国家資格の類は全て一発合格しているとは言え、それらは全て合格率60%以上の試験です。
しかし当時はケアマネージャーの合格率が低くても、これ以上介護現場には出たくない! こんな夜勤の恐怖に慄きながら現場で働きたくない! と本気でケアマネージャーの勉強に取組始めました。
もしケアマネージャーに受かってたら
もしタカミックスがケアマネージャーに受かってたら、どんなケアマネージャーになってたんですかね?
その前にケアマネージャーとして就職できたのか? って問題もあるんですが…
今思えば、あの時最初に働いていた施設が潰れていなければ、今頃地元仙台市でケアマネージャーとして働いていたのかもしれません。
まぁ、タカミックスは今の不動産の仕事が猛烈に楽しいです。なのでケアマネージャーになっていたら、ここまで楽しい生活は送れてなかったと思われます。
それを考えると人生何が幸いするか分からないもんですな… と例によってグダグタな締めで終わりたいと思います。
おしまい