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ジェネレーティブAI ~ ChatGPT&Google Bard

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皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。何かAIの進化って、ある意味怖いですよね?

何が怖いって、AIから得た情報を過信して右から左に垂れ流してしまう人がいることなんですよね。 

先日も会社で恐らくファクトチェックもせずにChatGPTにて資料作りをしていた事務員がいました。

その情報は正しいのか?

今回はジェネレーティブAIについて、天下のグーグル様が提供するGoogle Bardも記事にしてみます。

早速行くでござるよ! ニンニン

※スマートフォンの方、今回もスクリーンショットが見えつらくてゴメンね…

グーグル様のAI

先日に会社でタカミックスが、パソコンの話ができる社員Aさんと(タカミックスは会社でエクセルすら扱えない人と思われてるのだ!)ChatGPTについて語っていました。

そのAさんにGoogle Bard(以下Bard)ってのもありますよね、と言われました。

Google Bard

Bard(バード)と聞くと鳥を連想してしまいますが、鳥の方はBirdでスペルが違います。Bardは吟遊詩人って意味です。

吟遊詩人?(裸エプロンのママが出ているアニメですね)

タカミックスもBardは2023年3月頃に情報が発表された時点で知っていましたが、単純な偏見で、ChatGPT以下の性能だろうと思っていました。

で、コレ色んな所でBard使った人が同じこと言ってるんですよね。YouTuberでもあるインフルエンサーも「Bardの方が、ChatGPT以下の性能だろうと思ってた」と同じことを言ってました。

何なんですかね、この妙な先入観って?

タカミックスも不思議なもんで、DTMや楽器関係なら後発の物の方が高性能だと思うのに、Bardに関しては逆に思ってました。まぁ、それだけChatGPTの機能が素晴らしかった、ってことですね。

ま、それはさて置き、実際にBardの性能はどうなのでしょうか?

使い勝手は?

いざ使用してみると、少なくとも近年のことに関してはChatGPTよりBardの方が正確です。

もっとも、コレはChatGPTが2021年の事象までしか学習していないからです。ただし、だからと言ってBardの方が優れてるとは一概に言えないみたいです(2023年6月時点)

早速質問、コータローまかりとおる!

では早速、ChatGPTでは素っ頓狂な回答をされた『コータローまかりとおる!』について聞いてみました。

ここでは性能を計るために、敢えて「コータローまかりとおる!について」とだけ打ってみました。

コータローまかりとおる!について

おぉっ、 99パーセント合ってるではないか? 唯一違っていたのがテレビドラマ化の部分です。正しくは実写映画化ですね。次に『コータローまかりとおる!』の原作者である蛭田達也について聞いてみた。

完璧…

何だ、コレ? 超正確! Bardはウィキペディアでも使ってんのか?

しかし、Google Bardって、どこが開発してんだろう? って、Googleなのは分かってるんですけど、日本人も開発に携わってるのか? と思いましたが、日本人は開発に携わってないみたいですね。

第4期ディープ・パープルについて

よし、次は第4期ディープ・パープルについて聞いてみるか!

第4期ディープ・パープル…?

おぉ、第4期ディープ・パープルも完璧… じゃないだろ! トミー・ボーリンは“ヘビーでメタリックなサウンド”ではなく、アメリカンでありながらファンク&ソウル風味のジャズっぽいグルーブをもたらしたんじゃないのか?

それに『Burn』と『Stormbringer』は第3期ディープ・パープルの作品だし、第4期ディープ・パープルは人気なかったぞ?

あと、世間的には1番人気が黄金の第2期ディープ・パープルで、2番目が実はアメリカでは評価されてない第3期ディープ・パープル、その次に来るのが第1期か第4期じゃないのかな?

大体第4期ディープ・パープルの『カム・テイスト・ザ・バンド』って売れたのか?

少なくとも『カム・テイスト・ザ・バンド』は第2期以降であれば、『ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』をのぞいて、全てのアルバムより売り上げは落ちてるぞ?

この辺の正確さはChatGPTと大して変わらなかったですね。

質問の仕方が悪かったのか?

もっとも、考え様によっては質問の仕方が悪かったのかもしれません。もう少し文体(と言うほどでもないが)を整えて質問してみます。

Bard

おぉっ? 大幅に内容が変わってるではないか! 何か『紫の炎』は第3期ディープ・パープルの作品だった気がするのだが、それを除けば正確で有る。

 これならChatGPTでもOKなのでは? と思い同じ文体での質問をしてみた!

ChatGPT

うん、全然ダメっすね!

ChatGPTとBardの違い(別の意味で)

さて、内容の正確さは置いといてChatGPTとBardでは回答文の長さが違います。

コレは何故かと言うと、Bardは質問に対して自然な文章で答えてくれる言語モデル(分かりやすく言うと使用エンジン)を使用しており、ChatGPTと比べるとより口語的で詩的な表現をする様にしたとのこと。

なのでBard=吟遊詩人なんだそうです。

何故AIは間違うのか?

このBardやChatGPTのジェネレーティブAIの大規模言語モデルってのは、インターネット上の様々な事象を学習することで生成されます。

よするに、インターネット上の間違った情報も含めて学習している訳です。当然その辺は精査しているのでしょうが、極端な話アメリカ版『Yahoo!知恵れ』みたいな情報も取り入れてるのです。

あくまで想像でしかありませんが、これらの多種多様な情報を取り入れて行くのでバグみたいなのが出てしまうものと思われます。

完璧な回答だぜ!

真面目にBardについて

Bardは2021年にGoogleが開発した対話型のAIサービス『LaMDA(ラムダ:Language Model for Dialogue Applications)』が使われておりました。しかし2023年5月の時点で更に高性能であるPaLM2(パルム:Pathways Language Model)に言語モデルを変更し、同時に日本語対応にもなりました。

このLaMDA及びPaLM2ってのはChatGPTが使用する言語モデルGPT-3.5またはGPT-4.0とは違います。

まぁ、この辺の言語モデルの話は第三者には分かりませんわな! パソコン詳しくない人にMacのCPUとAppleシリコンの違いを説明するみたいな感じですかね?

AIの凄さ

何にせよBardもChatGPTも、この対話型AIサービスである生成的人工知能はタカミックスの質問に対しては頓珍漢な回答返してきますけど、非常に頭の良い人工知能システムなんですね。

例えばChatGPTなんですが、タカミックスの様な金を出せない人間が使えるのは使用エンジンがGPT3.5のChatGPTなんです。

これが月20ドル(2023年6月だと日本円換算で約2,800円)を支払うことによって使用エンジンがGPT4のChatGPTが使える様になります。

このGPT4が更に優れ物らしいんですね、そしてChatGPTの良さを力説しているインフルエンサーってGPT4版のChatGPTを使っているものと思われます。

とは言え、GPT3.5版のChatGPTでも充分に素晴らしく、頭脳明晰なChatGPTさえあれば学校の教師がいらなくなるとまで言われています。

また先日、医学生のグループが医師の国家試験をGPT-3.5版ChatGPTに受験させたら合格してしまったと、驚異の報告もありました(相当プロンプトを弄ったらしいが)

合格してるよ…

そして対話型AIサービスってのは、どの種類のサービスを使用してもユーザー(例えばタカミックスが)の読解力が10歳程度でも分かる様に作られています。

早い話、質問に対して小学校高学年の理解力があれば分かる様に説明してくれる訳ですね。対話型AIサービスは頭の良い人に対して難解な説明もできる性能がありながらも、敢えて使用者の知能に合わせて説明能力の難易度を落としてるんです。

う〜ん、至れり尽くせりな仕様だな…

Google帝国崩壊?

現在驚異的なスピードでAIが発達しております。対話型AIに限らず、いわゆるジェネレーティブAIって奴なんですが、この辺の開発って個人でもできる様になってきたと、メタップスの創業者である佐藤航陽氏が言われてるんですね。

個人で開発して個人で発表できる。

なので、この手の商売だと、ビック・テック(旧GAFAのことね)の中でも、実はBardの開発元であるGoogle自体が危ないんじゃないか? と、この辺はITに疎いタカミックスにはさっぱり分からん話を佐藤航陽氏はしておられます。

FacebookはMetaになりました

問題

現在会社の資料や学生間で猛威を振るっている対話型AIです。

教師ですら対話型AIを使って問題を作り、生徒は対話型AIを使って回答する。学生の卒論及び就職活動でのエントリーシート(申込書)etc.と凄まじい活躍ぶりです。

よく出された資料に対してChatGPTか否かを判断して、ChatGPTで作成されたものは弾くみたいなことも言われていますが、これにはChatGPTが回答を作成したと判別されないプロンプトもあるそうです。

何にしても、AIは使い方を誤って間違った情報を垂れ流し、妄信的にAIの情報を鵜呑みにする人が多いのも事実です。

ソノウソホント

まだまだAI関係は黎明期であり、一般的な正しい使い方はタカミックスも含め、これから整備されて行くものと思われます。

AIでは事実関係云々ではなく、権利関係の問題もあります。そう、対話型AIでは出てこない著作権法の話です。

つづく

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