皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。
正直言うと驚いた。
意外とグレーな音楽関係の著作権について、まさか天下のMicrosoftが音楽生成AIである…? と言った話です。
それでは行ってみまShow!
Suno AI
タカミックスは2024年の1月1日に『AIの“進化” ~ エンターテイメント産業の新時代 ~ Suno AI etc.』とのタイトルでSuno AI等を扱った記事を書いていました。
この時にタカミックスは、根拠は全くないがSuno AI(以下Suno)って著作権関係で使えなくなる日が来るんじゃないかな? と、うっすら思っていました。音楽関係者の中でも(タカミックスはアマチュアだが…)既存の音楽データをパクってんじゃないか? と、Sunoが話題になっていたからなんです。
ところが実際は去年末の12月19日、Microsoftが生成AIのMicrosoft Copilot(以下Copilot)に音楽生成AIであるSunoが統合されてたんですね。なのでCopilot上でプロンプトからSunoを通じて楽曲を生成することが可能となっていたのです。
Microsoftが肝入りで製作したCopilotに、著作権の怪しいソフトを統合するとは考えられないので(知らんけど)、その辺の問題をSunoはクリアしていたんですかね?
Copilot経由で作曲
まぁ、取り敢えず学習データとしての著作権は置いといて、早速Copilot経由でSunoに曲を作って貰いましょう。と言ってもCopilotに指示するだけなんですけどね。
何か歌詞が最後の一文で一人称なんだか二人称なんだか分からん内容になってますが、もしかするとCopilot経由のSunoでも、歌詞とジャンルの指定ってできるんですかね?
試しにやってみます。
なお歌詞は3行のみと指定してChatGPTに書いて貰いました。まぁ、ChatGPTに書いて貰ったは良いんですが、結構小っ恥ずかしい詩を書いてきたな…
さて、ドキドキしながらCopilot経由でのSuno作曲だったのですが、時間にすると1分も待ちませんでしたね。で、結果なんですが… うん、やはり歌詞は反映されなかったね!
上記の英語詩を大雑把に訳すと「星降る夜空に、君と歩むこの道で、僕たちはフ●ッキン永遠の愛を誓ったんだ。だから、このロックンロールの世界で、僕らだけの音を奏でよう」と、確かにChatGPTに書いて貰った3行詩の内容は取り入れてますね。
アレ、もしかして歌詞が3行じゃなかったら、そのままの状態で歌詞を反映してくれるのか? では長めの歌詞でCopilotに投下してみよう。
引き続きChatGPTに歌詞を書いて貰いましたが、タカミックスは20行程度の詩を書いてとしか頼んでないのに、また恋愛の歌詞を作ってきやがった!
なんて思ってたら、ChatGPTは利用者の過去の会話や質問と整合性が取れるようなパーソナライズ機能があったんだな、忘れてたよ。
それはさておき、今回の長めの歌詞をCopilotに投下してみましたが、なかなかSunoが表示されません。何でだろ? 句読点打ってなかったからか?
しかし、1分以上待っていたらSunoが表示されました。すると…
おぉ!? ChatGPTの歌詞が反映されているではないか!!
残念ながら曲は1分で終了したので、歌詞の最後までは歌っては貰えませんでしたが、歌詞も曲調も反映されていましたね。
ガチで音楽生成AIの法律的問題について
さて、Windowsパソコンは基より、タカミックスみたくMacでCopilotを使ってる人にとって(まぁ、タカミックスはWindows PCも持ってるけどさ…)、音楽生成AIであるSunoでの作曲がより身近になってしまいました。
ここでSunoに関する倫理観は置いといて、法的な問題点ってどうなるんでしょう?
Sunoが生成した音楽を、個人で楽しむ意外に使用する場合ですよね。Sunoが学習している音楽データのライセンスや著作権が、著作権者の許可を得ているのか? って話です。
冒頭でMicrosoftがCopilotにSunoを統合させたことに驚いたと記しましたが、何か心配なんだよなぁ… この問題って法的には灰色地帯なんだよね…
これって音楽生成AIに限らず、ジェネレーティブAIの共通問題なんですよ。
更に音楽生成AIの学習データの有無なんぞ、データを学習させた人間にしか分からんのだ。
分かり易いところで言うならビートルズのイエスタデイ、あのイントロなんかコードをギターでベタ弾きしてるだけだし、音楽理論的に言うのであれば、別に歌に関しても何か奇抜で斬新な試みをしている訳でもない。この程度の理論は一般的過ぎる音楽理論なのだ。
それでもビートルズのイエスタデイは"世界中で最もカバーされた曲"として愛されています。
イエスタデイは、あくまで分かりやすい例で出してみましたが、この手の"形のないもの"に対する盗作問題って"悪魔の証明"みたいなもんです。しかもSunoではアレンジして生成して出してる訳ですから。
それでも疑うタカミックス
実際にCopilotと言うかSuno側は一般的な音楽理論を元に学習しているので、既存楽曲の学習はしていないと言うでしょう。
それでもタカミックスにとっては、ボーカルまで生成できるSunoってのが、ちょっと信じられなかったりするのですよ。
考えてみれば当たり前?
ただSunoに関しては、タカミックスが音楽を齧ってるから著作権関係がグレーだと感じでいるだけかもしれません。
この理屈で言うなら、もしタカミックスが画家であれば画像生成AIについてメチャクチャ文句を付けてる可能性が高いでしょう。
しかし、画像生成AIは今やAdobeですらFireFryといった物を出していますからね…
その内に和音生成AIが…
まぁ、タカミックスはCopilotのSunoとか関係なしに音楽生成AIに頼ることはなさそうなんですけど、音楽関係だと、その内に無料の和音生成AIとかできるんですかね?
Scaler2とかじゃなくてさ、もっと簡単な操作でジャンルを指定して短音打ち込めば和音が生成されるAIですね。
タカミックスはピアノ曲の時に、もう伴奏考えるのが面倒なんで 気楽に和音が作れればなぁ… とか思ったりしてます。えっ、横着しないで、楽理勉強しろって? いやはや、ごもっともなことですが…
おしまい