皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。
今回はLogic Proにデフォルトで搭載されている仮想キーボードの話です。
それでは行ってまShow!
目次
MIDIキーボードとDTM
Logic Pro X(以下Logic)のみの購入でデータ入力ではなく、直接打ち込みが始められるか? と聞かれたら「できますよ、けど本格的には無理です」と言うのが正解ですかね?
Logicにはデフォルトで仮想キーボードがあるので、MIDIキーボードがなくとも打ち込みができます。
仮想キーボードの種類
- キーボード
- ミュージックタイピング
- ステップ・インプット・キーボード
以上、3種類が仮想キーボードとなりますので順に説明してみます。
キーボード
キーボードの表示方法はメニューバーから『ウィンドウ』を選択し、プルダウンメニュー内にある『キーボードを表示』をクリックすると鍵盤のキーボードが表示されます。
このキーボードの鍵盤をマウスでクリックして音を出します。そしてキーボードのサイズは拡大可能です。キーボードの外枠にポインタを移動させると両矢印型のポインタに変形します。
これでキーボードを任意の大きさに変えることができます。
ミュージックタイピング
ミュージックタイピングの表示方法はメニューバーから『ウィンドウ』を選択し、プルダウンメニュー内にある『ミュージックタイピングの表示』をクリックするとミュージックタイピングが表示されます。
ミュージックタイピングはパソコンのキーボードで音を打ち込みます。パソコンのキーボード『A』のキーを叩けばドの音が鳴る訳です。
ミュージックタイピングの大きさは固定されており拡大縮小はできません。
切り替えは簡単
キーボードとミュージックタイピングは、一々メニューバーへ飛ばなくても仮想キーボード内、左上の表示をクリックすることで切り替えることができます。
ステップ・インプット・キーボード
ステップ・インプット・キーボードの表示方法はメニューバーから『ウインドウ』を選択し、プルダウンメニュー内にある『ステップ・インプット・キーボードを表示』をクリックすると、ステップ・インプット・キーボードが表示されます。
キーボードとミュージックタイピングは2つ同時に表示できませんが、ステップ・インプット・キーボードはキーボードもしくはミュージックタイピングと同時に表示できます。
ステップ・インプット・キーボードは103鍵盤と、普通のピアノより多い鍵盤数で表示されます。ただし画面上に表示されるステップ・インプット・キーボードのサイズは固定されており、なおかつ小さいです。
ステップ・インプット・キーボードは鍵盤の画面内に音符の長さや強さが有ります。そしてステップ・インプット・キーボードなので、名前の通りに録音ボタンを押さなくともプレイ=録音(インプット)となります。
なのでコレは打ち込む段階で、譜割りが頭ん中に入ってないとできないですね。完全クラシック系ミュージシャンのための機能だと思います(決めつけは良くないな…)。
仮想キーボードの出し方は3つともメニューバーの『ウィンドウ』をクリックするとプルダウンメニューの下方に表示されます。なので自分の好きなキーボードをクリックすれば画面に表示されます。
ステップ・インプット・キーボードの表示がない場合
さて、メニューバーのウインドウのプルダウンメニュー内にステップ・インプット・キーボードの表示がない場合もあります。
その場合はメニューバーの『Logic Pro』のプルダウンメニュー内『環境設定』を選択し『詳細ツール…』をクリックして下さい。
環境設定画面の詳細画面が開きますので、『詳細ツールを表示』の左側にある空白ボックス内にチェックマークを入れて下さい。
『詳細ツールを表示』の左側にある空白ボックス内にチェックマークを入れると『追加オプション』が表示されます。なので全て有効をクリックすればOKです。
仮想キーボードでダイレクトに和音入力は難しい… かな?
仮想キーボードだとダイレクトに和音の入力ができない… に近いです。ダイレクトってのは1回に押さえただけ、という意味です。
ミュージックタイピングはダイレクトに和音が入力できるのですが、約1オクターブ内での和音になってしまいます。
そしてステップ・インプット・キーボードの和音入力はダイレクトなリアルタイムで入力ではなく、1音1音入力することになります。これだったら譜面で入力した方が速い気が…
この仮想キーボードのみでショパンの革命みたいな曲を打ち込む奴がいたら尊敬するよ…(いや、マジで!)
まとめ 〜 キーボードを弾き倒したいなら
仮想キーボードは打ち込みの補助的な役割としての機能と捉えて下さい。なので本格的にバンバン打ち込みたいならMIDIキーボードを購入しましょう。
ただ仮想キーボードはアレンジで少し打ち込み直したり簡単なフレーズ程度なら充分活躍しますので、補助的な打ち込みで使用してみて下さいね。
おしまい