光ファイバーケーブルまわりは、コネクター名だけでなく、ケーブルの構成そのものを表す呼び方も出てきます。ここが曖昧だと、「名前は見たことがあるのに、何を分類している言葉なのか分からない」という状態になりやすいです。
今回のテーマは、その典型です。1本で構成されているのか、2本で1組なのか。この区別を名前とセットで押さえておくと、機材資料やケーブル仕様を見たときの理解がかなり安定します。選択肢が英語表記なので、英単語として読むのか、カタカナで覚えるのかが頭の中で混線しやすい点にも注意したいところです。
それでは、まず問題を解いてみましょう
目次
過去問|2024年ステップⅡ 第15問
今回の問題は、サウンドレコーディング技術認定試験【2024年 ステップⅡ 第15問】をベースに、学習用として一部アレンジして出題しています。
このテーマは定番なので、考え方ごと押さえておくと応用が利きます。
問題=答え|暗記用ワンフレーズ
1本だけで構成されている光ファイバーケーブル=Simplex(シンプレックス)
※2本1組はDuplex(デュプレックス)
本回の学習ゴール
・シンプレックスが1本構成の光ファイバーケーブル名だと説明できる
・シンプレックスと2本1組のデュプレックスを区別できる
・英語表記の選択肢でも落ち着いて判断できる
対話講義(Q&A)|Simplex(シンプレックス)とは何か
タカミックス
これは未学習です。しかも選択肢が英語で書いてあるので、頭の中でローマ字とカタカナが混乱します。Simplexも、見たことはあるような気がするけど、単語として意味が入ってきません。
サウンド先生
その引っかかり方で普通だよ。今回は、コネクター名ではなく、ケーブルの構成を表す呼び方を覚える問題なんだ。まずそこを切り分けよう。
ちなみに、この問題は2024年のサウンドレコーディング技術認定試験の問題をアレンジしているんだけど、元の出題では英語で書かれているんだ。
タカミックス
なるほど。だから英語表記なんですね。
サウンド先生
今回は英語表記のSimplexだけれど、読み方はシンプレックスだね。
タカミックス
分かりました。
では。前回まではSCコネクターとかLCコネクターでしたが、今回は先端の部品名じゃなくて、ケーブルそのものの構成の名前なんですね。
サウンド先生
その通り。SCやLCはコネクター名だった。でも今回は、ケーブルが何本で構成されているかを表す呼び方なんだ。シンプレックスは、1本だけで構成されている光ファイバーケーブルを指す。対になる言葉として、2本で1組になっているものはデュプレックス(Duplex)と呼ばれるよ。
タカミックス
ああ、そういう整理なんですね。つまり今回は、「どんな端子が付くか」ではなくて、「ケーブルが1本なのか2本1組なのか」を聞いているんだ。
サウンド先生
そう。だから判断の軸はかなりシンプルなんだ。
1本だけならシンプレックス。
2本1組ならデュプレックス。
まずはこの対応を押さえればいい。
タカミックス
でも、Syntax(シンタックス)とかSingle(シングル)も、それっぽく見えて迷いそうです。特にシングルは、意味だけ見ると「1つ」だから、正しそうに見えてしまいます。
サウンド先生
そこが引っかけやすいところなんだよね。英単語の雰囲気や意味だけで選ぶと、こういう問題は外しやすい。今回必要なのは、「1本だけの光ファイバーケーブル」を表す実際の名称を知っているかどうかなんだ。意味が近そうでも、名称として定着していなければ正解にはならない。
タカミックス
つまり、「1本だからシングルかな」ではなくて、「1本構成の正式な呼び方はシンプレックス」と覚えるべきなんですね。
サウンド先生
その通り。今回は英語表記に見慣れていないことが混乱の原因になりやすいけれど、頭の中では
シンプレックス=1本構成
デュプレックス=2本1組
とカタカナで整理してしまっていい。そうすると、選択肢の見た目に引っ張られにくくなるよ。
タカミックス
分かってきました。今回はコネクター名の話ではなく、ケーブル構成の名前の話。しかも、1本だけならシンプレックスで、2本1組ならデュプレックスなんですね。
サウンド先生
まさにそれでいい。つまり今回は、
「1本構成の光ファイバーケーブル=シンプレックス(Simplex)」
と考えれば答えにたどり着けるよ。
詳しい解説|なぜその答えになるのか
結論から言うと、正解はSimplex(シンプレックス)です。
最短の判断手順は単純です。
問題文は、「1本だけで構成されている光ファイバーケーブルの呼び方」を聞いています。光ファイバーの分野では、1本構成のケーブルをシンプレックス、2本を並べて1組にしたものをデュプレックスと呼びます。
ここで大事なのは、今回の用語がコネクター名ではないことです。
SCやLCは接続部の名称でしたが、シンプレックスはケーブルの構成を表す言葉です。つまり、「先端に何が付くか」ではなく、「中身が何本で成り立っているか」を表しています。ここを混同しないことが重要です。
さらに整理すると、シンプレックスは基本的に1本のファイバーで信号を扱う構成です。一方、デュプレックスは2本のファイバーを使い、片方を送信用、もう片方を受信用として扱う構成が一般的です。だから、問題文が「1本だけ」と言っている時点で、軸になる対比はシンプレックスとデュプレックスです。
初心者が引っかかりやすいのは、Single(シングル)という単語です。意味だけ見ると「1つ」なので、それっぽく見えます。ですが、この分野で1本構成のケーブル名として定着しているのはシングルではなくシンプレックスです。用語問題では、「意味が近そう」ではなく「実際の名称かどうか」で判断することが大切です。
中級者向けに補足すると、シンプレックスとデュプレックスは、シングルモードやマルチモードの区別とは別軸です。シングルモード/マルチモードは光の伝わり方の分類で、シンプレックス/デュプレックスはケーブル本数構成の分類です。ここを混ぜると仕様表が読みにくくなるので、別々に整理しておくと実務で強いです。
他の選択肢が誤りな理由
Syntax(シンタックス)
今回の問題で答えるべき光ファイバーケーブルの名称ではありません。音楽用語として覚える必要はありません。
Scenarist(シナリスト)
今回の問題で答えるべき光ファイバーケーブルの名称ではありません。音楽用語として覚える必要はありません。
Single(シングル)
意味だけ見ると「1つ」なので紛らわしいですが、1本構成の光ファイバーケーブル名として定着している用語はシンプレックスです。シングルは今回の答えにはなりません。
実務・DTMへの応用
実務では、光ファイバーケーブルと一口に言っても、コネクター名だけでなく、ケーブルが1本構成なのか2本1組なのかまで確認しないと、接続や調達の判断を間違えやすくなります。シンプレックスとデュプレックスを区別できるだけでも、仕様書や製品名の読み取り精度はかなり上がります。
DTM中心の環境では、普段から光ファイバーケーブルを頻繁に触らない人も多いですが、業務用機器やデジタル伝送の知識を広げていくと、こうした分類語は普通に出てきます。初心者のうちは「光かどうか」だけで見がちですが、実際にはコネクター名、モード種別、本数構成がそれぞれ別の情報です。そこを分けて読めるようになると、機材理解が一段進みます。
結論の整理
2024年 ステップⅡ 第15問の正解
Simplex(シンプレックス)
一言まとめ
1本だけで構成されている光ファイバーケーブルはシンプレックスと呼ぶ
