補助単位は、言葉だけで覚えると前後関係があいまいになりやすいテーマです。特に、ナノの次にさらに小さい単位が何かは、知っているつもりでも迷いやすいところです。それでは、まず問題を解いてみましょう。
目次
過去問|2024年ステップⅠ 第21問
今回の問題は、サウンドレコーディング技術認定試験【2024年 ステップⅠ 第21問】をベースに、学習用として一部アレンジして出題しています。
このサウンドレコーディング技術認定試験は「定番テーマ」が形を変えて何度も出題される傾向が強く、過去問を押さえることが合格への最短ルートと言えます。
問題=答え|暗記用ワンフレーズ
ナノの1,000分の1=ピコ
※小さい方向へ3桁進むと次の補助単位
対話講義(Q&A)|ピコとは何か
タカミックス
先生、「ナノの1,000分の1」と言われると、何となくすごく小さいのは分かるんですが、名前の並びが少しあやふやです。
サウンド先生
そこが今回のポイントだね。答えはピコ(pico)だよ。補助単位は、1,000倍ごとに並びが変わると整理すると覚えやすいんだ。
タカミックス
ということは、ナノよりさらに小さい側へ1つ進んだ単位がピコなんですね。
サウンド先生
その通り。ミリはナノよりずっと大きいし、ギガやテラはさらに大きい側の単位だから、今回の条件には合わないんだ。
タカミックス
先生、これって覚える必要はあるとしても、普段の音楽制作でナノを強く意識する場面は多いんですか?
サウンド先生
正直に言えば、普通の音楽制作でナノを使いこなす場面はほとんどないよ。
ただ、機材の電子回路や部品の話では出てくることがあるから、補助単位の並びとして知っておく価値はあるんだ。
詳しい解説|なぜその答えになるのか
この問題は、補助単位の大小関係を正しく整理できているかを確認する短問です。
正解はピコです。
ここでいう補助単位は、厳密には単位そのものではなく、単位の前に付いて大きさを10のべき乗で表しやすくするための接頭語です。たとえばナノは10⁻⁹、ピコは10⁻¹²を表します。つまり、ナノやピコはそれだけで独立した量を示すのではなく、ナノ秒やピコ秒のようにほかの単位と組み合わせて使われるものです。
ポイントは、補助単位が1,000倍ごとに区切られていることです。小さい方向へ並べると、
ミリ→マイクロ→ナノ→ピコ
となります。
したがって、ナノの1,000分の1は、その1つ下の単位であるピコになります。
ここで混乱しやすいのは、「ミリも小さい単位だから近そう」と感じてしまうことです。ですが、ミリはナノよりかなり大きい側の単位です。今回のようにナノよりさらに小さい単位を問われたらピコと押さえておくと迷いにくくなります。
他の選択肢が誤りな理由
- ミリ
小さい単位ではありますが、ナノより大きい側の単位です。ナノの1,000分の1にはなりません。
- ギガ
非常に大きい側の補助単位です。小さい方向の話なので不適切です。
- テラ
ギガよりさらに大きい側の補助単位です。今回の条件とは逆方向です。
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出題年度:現在調査中(後日追記予定)
