引き続き今回もオームの法則と分圧回路の関係についてです。
10Vの電源に10kΩの抵抗が直列でつながれたとき、流れる電流はいったい何アンペアになるのか?
単位変換も含めて、自分の手で確かめながら読み進めてみてください。
それでは早速問題へレッツ・ゴー!
2025年問題ステップⅠ問題19
今回の問題はサウンドレコーディング技術認定試験の【2025年 ステップⅠ 第19問】をアレンジして出題しております。サウンドレコーディング技術認定試験では定番テーマの再出題が多く、過去問学習が最短ルートとなっております。
対話講義(Q&A)|分圧回路とオームの法則(復習)
サウンド先生
さて、タカミックス君
直列の分圧回路では「同じ電流が全抵抗を流れる」電圧の分かれ方は「抵抗比」。
ここまではOKだね?
タカミックス
OKです。
“直列は電流一定、電圧は抵抗比で分配”でした。
サウンド先生
じゃあ今回の問題。
入力 10 V、全抵抗値(Rs+Re=10kΩ)の分圧回路だ。オームの法則V=IRを I について解き直すと I =V/R。これを回路全体に当てると——
タカミックス
I=10V÷10kΩ。10kΩ=10,000Ωだから、10÷10,000 = 0.001A。
サウンド先生
つまりIである電流を指すのは…
タカミックス
0.001Aだから答えは 1mAです!
サウンド先生
そのとおり、直列だからRsにもReにも同じ1mAが流れる。
そして電圧の分かれ方は抵抗比なのでRs=2kΩ、Re=8kΩなら電圧は2:8に分かれて2Vと8V。
合計が10Vにちゃんと戻る。
タカミックス
全体で I を先に出す→各部はV=IRで求める、ですね。
I をmA に直すのも忘れない、と。
サウンド先生
良いチェックだ。単位変換は毎回きっちりやるようにね。
まとめ
直列:電流はどこでも同じ。
- 全体にオームの法則:I=V/R
- 分圧は抵抗比、各部は V=IR
過去問出題年
検証中(今後追記予定)