サウンドレコーディング技術認定試験対策講座を開始—過去問×対話形式で原則5日ごと更新!今の「分からない」を次の更新で「分かる」に変えよう!

🎧 サウンドレコーディング技術認定試験とは?

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こんにちは、タカミックスです。

突然ですが、このたび来年7月に行われる「サウンドレコーディング技術認定試験」というものを受験することにしました。
理由は、この「タカミックスの音楽情報局」で、皆さんと“本当に役立つ音楽知識”を共有していきたいからです。

この試験、名前だけ聞くと「録音技術の専門試験かな?」と感じるかもしれません。確かに、この試験では音楽理論はもとより、音響工学・電気回路・デジタル信号処理など、録音技術も含めた非常に多岐にわたる内容を含んだ試験となっています。

“音楽”という芸術、または文系のものと思われがちな世界でありながら、それだけでは太刀打ちできない録音技術、言い換えれば理系の能力が問われる試験なのです。

しかし理系とも言えるこの能力は、DTMやミックス、マスタリングといった現代の音楽制作(たとえそれがバンドマンであっても)に関わる人間にとって、この知識は確実に武器になると考えています。

なので、この「サウンドレコーディング技術認定試験対策講座」のカテゴリでは、「実践的に学べる場」として、実際の過去問を1問ずつ丁寧に解説していくスタイルで進めていきます。

つまり、実際の試験を受けなくても読み進めるだけで、確実に知識が身につくように構成していきます。

音楽に理系の知識をどう活かすか──
そんな視点で、一緒に新しい音楽の扉を開いていきましょう。

🔍 そもそも「サウンドレコーディング技術認定試験」って何?

この試験は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)が実施している音響技術に関する民間資格となります。『音響技術』と一口にいっても、当然“音楽”のことを知らなければ話にならないものであります。

📝 試験の概要

  • 主催団体:一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)
  • 実施時期:例年7月頃
  • 受験形式四者択一マークシート方式(90分)
  • 対象者:高校卒業以上、または同等の学力を有すると認められる者
  • 受験料:5,500円

📖 出題範囲

試験は、以下の4つの分野から出題されます.

  1. 音響の理論
  2. 電気音響とスタジオシステム
  3. レコーディング技術と先進技術
  4. 音楽・音楽著作権・音楽録音の流れ・録音の歴史

📊 審査基準

試験は全100問で構成されており、1問あたり10点の配点1000点満点で採点されます。
取得点数に応じて、A〜Eのランクが認定されます。

なお、この試験は合否判定ではなく、ランク評価(等級認定)方式となっており、点数に応じて自身の理解度や習熟度を客観的に把握することができます。

ランク得点
A1000〜901
B900〜701
C700〜451
D450〜201
E200点以下

🖥️ DTMと試験内容の係り

この試験を調べていくと、出題範囲の中にDTMに直結する知識が非常に多く含まれているという点が分かりました。
たとえば、マイクの指向性や残響時間、信号処理、周波数帯域といった話は、普段の音楽制作でも重要なテーマばかりです。

ただし一方で、「音楽に関する試験なのに、なぜこんなにも“理解”や“原理”を問うのか?」と感じるほど、理論や構造の理解が求められます。
音楽をやってきた人間にとっては、問題の多くが音楽という“芸術系の話”より“理系の話”に見える…いや、理系の話だったりします。

だからこそ、この試験は、DTMの「感性」を組み立てていく作業を、「理系の話」でも組み立てていける手助けになります。

なんとなくツマミを回して“たまたま良くなった”では、毎回同じクオリティになりません。けれど、音の大きさの考え方(ゲインの整え方)、デジタル音の仕組み(サンプルレートやビット数)、音割れを防ぐ考え方などを知っていると、別の曲でも同じ手順で安定した結果が出せます。

理屈から逃げていると、仕上がりは運まかせになりがちです。
だからこそ“感覚”ではなく”理屈”として覚える必要があるのです。

例えば、低音が濁るならドラムのキックとベースギターの帯域衝突を避ける。
ボーカルが遠く聞こえたならば、残響時間とプリディレイで歌を手前に響きを奥に分離する、などです。

まとめると、この試験は“合格・不合格”ではなく、「自分がどこまで分かっているか」を見える化する道具です。
そして、その中身はDTMの作業手順そのものに直結します。

ランク(A~E)評価は飾りにすぎません。

大事なのは、明日からの音楽作業が安定して、理由を説明できて、同じ結果を再現できること。
そのための“学びの地図”として、この試験を使い切る価値があります。

なぜこのカテゴリを始めたのか?(読みたい人だけ読んでね)
私・タカミックスの個人的な話(クリックで開閉)

実は私タカミックスは文系出身で、高校3年生からは数学を始めとした理系は一切履修していません。
そんな文系出身の私ですが、もともと理系、特に数学は得意な方でした。

そんな私がなぜ文系に進んだのか?それは小学校1年生の時まで話は遡ります。

ある日珍しく父が“さんすう”の宿題を父が見てくれました。

「□+2=5、このとき□にはいるかずはなに?」

私は両の手の指を折りながら2を足して5になるから□の中は3だ!と答えを出す訳ですよ。

しかし、ここで父の眼が開きました。
「息子よ、もっと良い方法がある」そう言った父は何とこの問題に対して、いきなり方程式を教えてきだんです。

こっちは小学1年生ですよ?

そんな子供を捕まえて「まずこの□をXとするんだ。そしてイコールの左側が左辺、右側が右辺とするんだ」と鬼の形相で教えて来ました。

それを見た母親が「貴方、子供に何教えてるのよ?」と怒ってましたが、父はそれに対し「将来役に立つから今教えてるんだ!」と逆ギレですよ。

そして「この左辺の+2をイコールの右側、右辺に持ってくるんだ。その時に+は−に変わるんだ。イコールを中心に考えれば簡単だ、位が逆になるんだからな。なので方程式はX=5-2になる。だから答えは3になるんだ!」

まぁ、怖くてギャンギャン泣きましたよ。

父は赤貧から勉強、それも数学一本で出世した、世間で言うとこのエリートサラリーマンです。
とにかく数学しかない!と一心不乱に勉強していた人間なので、世間一般の常識がなく、融通という類が一切効かない超堅物の人間なのです。

お陰で数学に変わってからも、理系及び数学は得意だったのですが、父の熱心過ぎる教育が功を奏し“授業で扱う”理系、特に数学が大っ嫌いになりました。
なので高校3年生の段階で理系に進むことを完全に拒否し、文系の道を選んだんですね。

ただ、授業としての数学が嫌いになっただけで、理系の話は大好きなんです。
基本的に機械いじりが好ですしね。

文系に進んだけれど本当は理系が得意だった自分として、 この試験の「論理的に考える面白さ」という、ある意味で理系に関係する話を極めるのも面白いかなと思ったのでした。

 

📚 このカテゴリで扱う内容

このカテゴリ「一緒に学ぼう!サウンドレコーディング技術試験」では、以下のような記事をアップしていく予定です。

  • 過去問の丁寧な解説(1題ずつ)
  • 用語や概念の図解・説明
  • 学習の進捗やつまずきポイントの共有

🤝 一緒に学んでいきましょう!

私は専門家ではありません。むしろ「一般人が挑戦してみた」記録です。
でもだからこそ、同じように不安を感じている人の視点で書けると思っています。

このブログでは、「知識を教える」のではなく、「一緒に知識を深めていく」ことを目指します。
読者の皆さんと一緒に、音響の世界を楽しみながら学んでいけたら嬉しいです!

今後の記事もぜひチェックしてみてください!

次回は自分の実力がどの地点にあるのか?
恥を忍んで、NO勉強で過去問となった「2025年サウンドレコーディング技術認定試験」を受けてみます。

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