2025年サウンドレコーディング技術認定試験のステップⅠの第2問目となります。
本試験は定番テーマの再出題が多い傾向があり、過去問ベースの対策効果が高い試験です。
本稿はステップⅠ問題2の導入です。
ここでは、音の三要素おける「音の大きさ」についてです。漠然と捉えがちな音の大きさについて客観的な側面も含めて考えてみましょう。
2025年問題ステップⅠ問題2
対話講義(Q&A)|音の大きさ
サウンド先生: 今日は「音の大きさ」だ。
タカミックス: また問題文で主観的性質が出てきましたね。
サウンド先生: そう。この場合は問題文で記されている通り、“主観的性質”は耳での聞こえ方=聴覚のことだ。
タカミックス: 回答の4択を読んで、何となく答えは「音の大きさ」かなと思ったんですけど、この考え方で合ってますか?
サウンド先生: その通り。ここで答えるべきは「音の大きさ」だ。
ただし注意してほしいのは、日本語で言う「強さ」と混乱してしまうこと。物理的な“強さ”と、主観的な“大きさ”は別物なんだ。
だからこそ問題文にはわざわざ「主観的性質」と書いてある。
試験ではこの違いを見抜けるかどうかを確認するために、わざと紛らわしい選択肢を出してくるんだよ。
タカミックス: では設問の要点を拾います。「二つの音A・Bを聴き比べて」「どちらが大きいか小さいか」「聴覚で判断する主観的性質」――ここまでで決まりますね?
サウンド先生: うん。この三つが並んだら、該当する用語は「音の大きさ」。選択肢を素早く仕分けよう。
・1「強さ」…言葉は似ているが、この設問は“主観的性質”を聞いているので不適。
・2「硬さ」…対象外。
・3「大きさ」…問題文の表現と一致。
・4「音圧」…この設問で問われていない用語。
タカミックス: つまり(2)に入るのは「大きさ」。四択なら3:「大きさ」ですね。
サウンド先生: 正解。読み取るポイントは「主観」「聴き比べ」「大きい・小さい」。これが揃えば迷わないよ。
次回予告:次回は音の三要素の「音の高さ」について。
この授業のまとめ
「音の大きさ」は耳での感じ方=主観的性質。
まずはこれをしっかり頭に叩き込む!
主観的性質と試験文では少し堅い言葉で表現されるが、この場合での意味は「聴覚での聞こえ方」。
主観 × 大小きき分け = 音の大きさ —— 目を閉じて3回、声に出して覚えよう!
過去問出題年
検証中(今後追記予定)
