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音の三要素①:音の大きさ|【過去問解説】2024年度 サウンドレコーディング技術認定試験 ステップⅠ問題6

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「音の大きさ」と聞くと、直感的にすぐ答えられそうに見えるテーマです。ですが、こうした基礎用語ほど、感覚として使っている言葉と、音を説明するための用語とが頭の中で混ざりやすく、意外と迷いやすいところでもあります。

今回のポイントは、人が耳で感じている内容と、それを音の知識としてどう整理するかを切り分けて考えられるかどうかです。普段の感覚でなんとなく選んでしまうと、似た言葉に引っぱられて取り違えやすくなります。

特に注意したいのは、「ふだん使う言い方」と「音を体系的に説明するときの言い方」は、必ずしも同じではないという点です。一見すると当たり前に思える内容でも、このズレを整理しないまま進むと、基本問題でかえって迷う原因になります。

こうしたテーマは、単に言葉を覚えるだけでなく、「何を感覚として表していて、何を知識として対応づけるのか」を整理しておくことが大切です。基礎が曖昧だと、あとで似た内容が出てきたときにも混乱しやすくなります。

それでは、まず問題を解いてみましょう。

2024年問題ステップⅠ問題6

問Ⅰ-6:音の三要素には、それぞれ対応する物理量がある。たとえば、人間が感じる大きさに関しては(6)が対応する。(6)に入る用語を答えよ。

問題=答え|暗記用ワンフレーズ

音の大きさに対応する物理量=音の強さ
※感じ方と物理量を対応で覚える

本回の学習ゴール

・音の三要素と物理量の対応を説明できる
・「音の大きさ」に対応する用語を区別できる
・感覚的な表現と物理的な表現の違いを説明できる

対話講義(Q&A)|「音の大きさ」と「音の強さ」はどう違うのか

タカミックス
先生、この問題って一見すると簡単そうなんですが、逆に言葉が似すぎていて迷いますね。

サウンド先生
そうだね。この問題のポイントは、人間が感じることと、それに対応する物理量をきちんと分けて考えることなんだ。

タカミックス
人間が感じることと、実際の物理量は別なんですか?

サウンド先生
その通り。たとえば、人が「大きい音だな」と感じることと、それを物理的に表す用語は同じ言い方ではないんだ。
音の三要素には、一般に「大きさ」「高さ」「音色」がある。そして、それぞれに対応する物理量があるんだよ。

タカミックス
ということは、この問題は「耳でどう感じるか」じゃなくて、「それに対応する物理的な名前は何か」を聞いてるんですね?

サウンド先生
まさにそこだね。
人間が感じる「音の大きさ」に対応する物理量は、「音の強さ」なんだ。

タカミックス
なるほど。「大きさ」と「強さ」は、似てるけど役割が違うんですね。

サウンド先生
そう。
「大きさ」は感覚側の言い方で、「強さ」は物理側の言い方。
この対応関係で覚えると、試験でも迷いにくくなるよ。

タカミックス
つまりこの問題では、「大きく聞こえるか」という感覚に対して、物理量としては「音の強さ」を選べばいいわけですね。

サウンド先生
その理解で正解だよ。
この手の問題は、言葉が似ているせいで迷いやすいけれど、「感覚」と「物理量」を対応で覚えるのがコツなんだ。

詳しい解説

今回の問題は、サウンドレコーディング技術認定試験【2024年 ステップⅠ 第6問】をベースに、学習用として一部アレンジして出題しています。
このサウンドレコーディング技術認定試験は「定番テーマ」が形を変えて何度も出題される傾向が強く、過去問を押さえることが合格への最短ルートと言えます。

この問題は、音の三要素と、それに対応する物理量の関係を問う基本問題です。

音の三要素としてよく出てくるのは、次の3つです。

・音の大きさ
・音の高さ
・音色

そして、それぞれに対応する物理量を整理すると、次のように考えます。

・音の大きさ → 音の強さ
・音の高さ → 周波数
・音色 → 波形

この問題では、このうち最も基本となる「音の大きさ」と「音の強さ」の対応が問われています。

ここで大事なのは、「音の大きさ」は人間が耳で感じる側の表現であり、「音の強さ」はそれに対応する物理的な表現だということです。

つまり問題文は、
「人間が感じる大きさに関しては、物理量として何が対応するか」
と聞いているので、答えは「音の強さ」になります。

結論の整理

2024年 ステップⅠ 第6問の正解
音の強さ

一言まとめ
音の大きさに対応する物理量は音の強さ

なぜその答えになるのか(メカニズム)

人間は音をそのまま「数値」として感じているわけではありません。
耳に入ってきた音を、「大きい」「高い」「明るい」「硬い」など、感覚として受け取っています。

しかし、試験ではそこから一歩進んで、その感覚に対応する物理的な側面を答えさせる問題が出ます。

この問題でいう「音の大きさ」は、耳で感じる「どれくらい大きく聞こえるか」という感覚です。
それに対応する物理量が「音の強さ」です。

イメージとしては、

耳で感じる側
「大きい」「小さい」

物理的に表す側
「強い」「弱い」

という対応です。

ここを曖昧にすると、「大きさ」という言葉に引っぱられて、感覚の言い換えを探してしまいます。
ですが、問題は感覚語を聞いているのではなく、それに対応する物理量を聞いています。

そのため、「音の強さ」が正解になります。

他の選択肢が誤りな理由

  • 音の良さ
    これは音の三要素に対応する物理量ではありません。
    また、「良い音」「悪い音」は主観が強く、物理量としては不適切です。
  • 音の小ささ
    これは「大きさ」と同じく感覚側の表現です。
    しかも問題は「人間が感じる大きさに対応する物理量」を聞いているため、感覚語をそのまま置き換えただけでは答えになりません。
  • 音の弱さ
    「強さ」と反対語のように見えますが、試験で問われている標準的な用語は「音の強さ」です。
    物理量としての基本表現は「強さ」で押さえるべきです。

実務・DTMへの応用

DTMや録音の現場でも、「感じ方」と「物理的な量」を分けて考えることは非常に重要です。

たとえば、ある音を聴いて「ちょっと大きすぎる」と感じたとします。
このとき実際にやる作業は、「大きさ」という感覚をそのまま触るのではなく、フェーダーやゲインを調整して、音の強さに関わる要素をコントロールすることです。

また、ミックス中には「この音は大きいのに前に出てこない」「数値上は大きくないのにうるさく感じる」といったことも起こります。
これは、人間の聴感と物理量が単純に一対一ではないからです。

ただし、試験の基礎段階では、まず

音の大きさ ↔ 音の強さ
音の高さ ↔ 周波数
音色 ↔ 波形

という基本対応を確実に覚えることが重要です。

この土台ができると、後のレベルで出てくるレベル、デシベル、周波数特性、倍音構成などの話にもつながりやすくなります。

過去問出題年・関連リンク

出題年度:現在調査中(後日追記予定)

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